トルコリラのトレード戦略 PR

【注意事項4つ】トルコリラのFX取引で気を付けたいこと

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トルコリラは日本の投資家に高い人気を誇る一方、独特のクセも持ち併せています。取引に当たっては、その特徴に応じて気を付けるべきことや注意点がいくつかあります。

特に重要となるのは、取引時間と利回りの2点でしょうか。取引時間については、間接的に取引コストにも影響を及ぼします。また、長い目で見ると利回りも気になる所ですね。

そのような訳で、ここではトルコリラの売買をするに当たり、注意すべき点を4つ列挙したいと思います。

トルコリラの取引コストは高い

新興国通貨全般に言えることですが、トルコリラのスプレッドは往々にして大きく開いています。このスプレッドの開きが取引コストに該当します。一般のFX会社ではトルコリラ円のスプレッドが5銭程度に設定されいます。ところが、この5銭というのは結構な金額になるのです。

トルコリラはスプレッドコストを無視できません

トルコリラのスプレッドは円換算のコストに直すと500円程度になります。1Lot=10,000トルコリラを買うのに取引コストがかかる訳です。

スプレッドコストはドル円やユーロ円なら100円程度です。これと比べると、いかに取引コストが高いのかが分かります。

この点でトルコリラはあまり売買を頻繁にしない「長期保有」の戦略が一般的な投資手法とされています。

もっとも、昨今ではスプレッドがかなり狭いFX会社も出てきました。デイトレのような超短期の売買も不可能な訳ではありません。要は取引コストが安いFX会社を選べばよいだけです。

一部のFX会社ではトルコリラの取扱量が多いため、安いコストでサービスを提供してるところがあります。以下の記事ではそんな取引コストの安いFX会社を特集してみました。興味のある方は併せてご覧ください。

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FXの取引時間は夕方がベスト

トルコリラのトレードをするに当たり、もう1つ注意点があります。それは取引時間を守ることです。

トルコリラというのは、流動性に若干の問題がある通貨です。取引の少ない時間帯に売買すると思うような価格で約定しないのです。

この現象は日本時間の朝方から昼間に顕著に現れます。というのも、この時間に開いているシドニー市場や日本市場ではトルコリラの取引があまり活発でないからです。

トルコリラは取引可能な時間が決まっています

トルコリラを取引して良い時間帯は17:00~25:00(冬時間。夏時間なら16:00~)です。

理由はロンドン市場とニューヨーク市場が開いている時間であるからです。

ロンドンタイムやニューヨークタイムであればトルコリラも活発に売買され、約定値が飛ぶようなこと心配もありません。FX会社のスプレッドもこの時間帯ばかりは落ち着いています。

また、夕方のロンドン市場の開場に伴って、その日の方向性が決まる傾向もあります。短期売買にしろ長期保有にしろ、トレンドに乗りたいのであれば夕方の為替レートのチェックをおすすめします。トルコリラの取引をするなら、夕方5時以降の時間帯がベストです。

ここら辺の値動きの傾向は以下の記事にまとめました。トルコリラのエントリー時間にお悩みの方はご一読されてはいかがでしょうか。

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FX会社によって異なる運用利回り

トルコリラが他の通貨と一線を画しているのはスワップポイントの高さです。しかし、運用利回りを決めるスワップポイントもFX会社によって金額がマチマチです。FX会社の選び方次第で保有ポジションの運用利回りにも差が出てきます。スワップポイント設定が微妙なFX会社では数年後に不満を抱くことになるかも知れません。

一般に、オーストラリアドルやニュージーランドドルのようなメジャー通貨であれば各社で大した差はありません。ですが、取引が一般的になって日が浅いためか、トルコリラだけはまだまだFX会社の間でスワップポイントの設定にムラがあります。

そんな訳で、以下のページではFX会社各社のスワップポイント比較表を公開しています。FX会社選びのお供に是非ともどうぞ。月1回のペースで更新しています。

https://www.fxturkishlira.com/currency-swap-try-up-to-date/

トルコリラのサヤ取りについて

余談ですが、FX会社の間にあるスワップポイントの差額を利用してサヤ取りの手法を展開することも可能です。「異業者両建て」とか「スワップアープ」とか呼ばれる取引手法ですね。

もしかすると初心者の方は、このサヤ取り手法でトルコリラの特徴を学ぶとFXの経験を積みやすいかも知れません。詳細は以下のページに記載があります。興味のある方は、併せてご覧ください。

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売り建てで悩ましい支払いスワップポイント

FXで金利通貨を買う場合にはスワップポイントを受け取ることができます。しかし、売る場合にはスワップポイントを支払う必要があります。マイナススワップの存在があるのです。

マイナススワップは日本円やユーロのような低金利通貨では微々たる金額で問題になりません。ですがトルコリラのような高金利通貨の売買では、売りポジションの支払いスワップが利益を圧迫する程度の金額になります。

トルコリラはスワップポイントの支払いが大きい通貨です

トルコリラは良くも悪くも高金利通貨です。

売りポジションでは支払うスワップポイントが非常に高額になる傾向があります。

特に問題になるのがスワップポイントそのものを高く設定しているFX会社です。一般に受け取りスワップが高いFX会社では、支払いスワップのマイナス値も高く設定されているのです。

つまり、トルコリラの買いポジションに向いたFX会社は売りポジションに向いていないのです。

トルコリラは売り専用のFX口座を作る必要も

トルコリラのマイナススワップを解決する方法は2つあります。

1つは買いオンリーで臨むことです。このケースは多くの方に当てはまるかも知れません。とかくトルコリラは長期のスワップポイント戦略に人気の高いFX通貨です。

もう1つは、支払いスワップの安いFX会社を準備しておくことです。スワップポイントの設定金額は各社の方針によってマチマチです。ですので、あえてスワップポイントを安く設定しているFX会社もあるのです。

そんな訳で、以下のページではトルコリラ各社の売りスワップも調べることができます。長期保有を前提としている方でも、できれば売り専門の口座を用意しておきましょう。どこかで役に立つ瞬間が来るはずです。

https://www.fxturkishlira.com/currency-swap-try-up-to-date/

トルコリラの取引で注意することまとめ

以上の通り、今回はトルコリラの取引で注意すべきポイントを列挙してみました。トルコリラ自体がかなりクセの強い通貨ですから、是非とも注意して取引して頂きたいと思います。

以下には今回ご紹介した内容の要点をまとめたいと思います。

今回記事のまとめ
  • トルコリラはスプレッドコストの高い通貨です。そのため基本的には売買をあまりしないトレードスタイルが理想的です。ただ、FX会社を選べばデイトレのような短期売買も可能です。
  • トルコリラの取引時間は夕方から深夜にかけての時間帯がベストです。ロンドンタイムやニューヨークタイムであればスプレッドが開く心配がありません。
  • トルコリラのスワップポイントはFX会社によって異なります。買いポジションと売りポジションでうまくFX会社を使い分けましょう。買い専門の方でも売り専用のFX口座を持っていると便利です。
  • 特に売りポジションの支払いスワップポイントは取引の利益を圧迫させるくせ者です。各社のスワップポイントを比較して売りポジション専用のFX口座を用意しましょう。

という訳で、今回はトルコリラの取引で気を付けたい注意事項を4つ挙げてみました。弊サイトではトルコリラのFX情報をお届けしています。興味のある方は、関連記事も併せてお読みください。

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