コラムとブログ PR

トルコリラ円の暴落を利益に変える手法【リバウンド狙い】

本ブログは記事内に商品プロモーションを含む場合があります

高金利通貨のトルコリラはスワップ運用が魅力的です。しかし、しばしば暴落の憂き目に遭うFX通貨でもあります。では、暴落というレアケースを利益に変える手法はないものでしょうか?

ファティマ
ファティマ
あらやだ。トルコリラってばまた暴落したわ。ちゃんと戻るのかしら?
オメル
オメル
短期売買なら暴落を利益に変える方法があるぞ。リバウンド狙いの逆張り手法だ。

答えはリバウンド買いです。このページでは、トルコリラのリバウンド買いと検証データ、そしてその手法に適したFX会社を紹介します。以前紹介した手法から若干の改良を加えてみました。

トルコリラはしばしば暴落するFX通貨

最初にトルコリラの危ない特徴からご紹介しましょう。

トルコリラはしばしば暴落する通貨です。数え上げれば枚挙にいとまがありません。ざっと言って、過去には以下のタイミングで暴落の憂き目に遭いました。

  • 2014年:トルコのインフレ加速で通貨暴落
  • 2016年:ダウとオール首相(当時)の辞任により暴落
  • 2016年:トルコのクーデター勃発により暴落
  • 2016年:経常収支の赤字幅拡大で暴落
  • 2017年:米国との関係悪化により暴落
  • 2018年:トルコショックにより暴落
  • 2019年:トルコ地方選挙のやり直し決定で暴落

もう「暴落」の文字だらけで何が何だか分かりませんが、ともかくトルコリラはよく暴落する通貨です。

ただし、トルコリラと言えども暴落は年に数回しかないレアケースです。そんな暴落を利益に変える方法はないものでしょうか。

ファティマ
ファティマ
暴落したら買いよ、買い。それ以外の方法はないわ!
オメル
オメル
まあ、落ち着けよ。買いは正しいかも知れないがタイミングが重要なんだ。

確かにタイミングが良ければ暴落後のリバウンド局面で利益を出すことが可能です。今回はそんなリバウンドの手法を検証したので、ご紹介したいと思います。

暴落の定義と買いの手法

まず最初に質問です。果たして暴落ってなんでしょう?

トルコリラは、しばしば為替レートが乱高下する性質を持ったFX通貨です。ただ、暴落ってなんでしょうか。売買手法を考案するに当たっては、極力あいまいな言葉の使い方は避けたいと思います。

ここで暴落の定義を決めておきましょう。事象の定義は売買手法の検証を行うための第一歩です。

一般的には、暴落=短期間のうちに為替レートが大きく下落することと定義されています。そこで、この「短期間」と「大きく」という2つを数字に直してみました。短期間の「乖離」という概念を使います。以下の通りです。

トルコリラ円における「暴落」の定義

トルコリラ円の為替レートが10日移動平均線から3%以上乖離する。

売買手法を作るに当たっては、もう少し情報が必要になります。必要な情報は、利益確定のポイントと買いのタイミング、そして損切りの値幅の定義です。

そこで、利益確定のために移動平均線、買いのタイミングとしてヒゲ、そして損切り幅1円という定義を利用したいと考えます。ざっくり、以下のイメージです。

トルコリラ円突っ込み買いの詳細

チャートはセントラル短資FXのProgressiveChartから

リバウンド買いのルールと検証データ

手法の外枠が決まったところで、詳細な数字を煮詰めていきましょう。結果論ですが、管理人なりに試行錯誤した結果、以下のルールに落ち着きました。具体的な数字を交えて公開しちゃいましょう。

  • [通貨ペア]トルコリラ円の為替レートが
  • [買い条件1]10日間エンベロープの乖離3.0%から4.0%の間にあって
  • [買い条件2]ローソク足に0.30円以上のヒゲが出現したら買い。
  • [売り条件]為替レートの高値が25日移動平均線を越えたら利益確定。
  • [損切り条件]1.0円の損失で損切り。

この条件を満たしたリバウンド買いのを検証してみました。全体像として、以下のようなイメージをもってください。

トルコリラ円リバウンド買いの手法

画像はセントラル短資FXのProgressiveChartから

このルールの検証結果は以下の通りです。

  • [検証期間]2010.1.1~2017.10.30
  • [総取引回数]29回
  • [勝率]62.07%
  • [プロフィットファクター]1.64
  • [総利益](例)許容リスク5%の複利運用で資産1.5倍(スワップ含まず)

という訳で、検証結果はプラスの勝率5割越えを実現しました。頻繁には買いの機会が来ないのですけど、暴落こそチャンスとばかりに利益が積み上がるストラテジーです。期間からして、スイングトレードにあたる手法になるでしょうか。

余談ですが、これが1%とか2%とかの下落では勝てません。3%以上の下落から初めて利益がプラスに転じます。まさに落ちたところが拾い時という訳ですね。暴落を利益に変える手法と表現した理由がここにあります。

エンベロープを使えるFX会社

最後に手法に適したFX会社を紹介します。今回の手法ではエンベロープを使いましたが、実は採用しているFX会社は多くありません。このエンベロープを表示できるのは、セントラル短資FXのProgressiveChartです。

セントラル短資FXでトルコリラ円のエンベロープを使う

チャートの設定は上記の通りです。ProgressiveChartから移動平均線とエンベロープを表示しただけで、買いのタイミングを計ることができるチャートの完成です。セントラル短資FXで利用できるエンベロープならではの売買手法ができた訳ですね。

セントラル短資FXは、スワップポイントが安定していて、本来なら長期の運用でおすすめしたいFX会社です。ただ、エンベロープを使ったこんな手法を知っていると買いの迷いがなくなりますね。スワップ運用のポジションを仕込むタイミングにも活用して頂ければ幸いです。

興味のある方は、以下のPRページも併せてご確認ください。セントラル短資FXの魅力が解説されています。こっそりプレゼントもご用意していますよ。

同じカテゴリーの関連記事
米利上げと高リスク新興国投資への移り替わり コラムとブログ

日本株・米国市場とリスクオン相場の構図

2016年8月30日
トルコリラの為替投資戦略
つい先日、イェレン議長の講演が行われました。その内容が市場に前向きに捉えられ、ドル高・株高の反応が出ています。この講演を皮切りに株・FX市場の夏休みは終了モードへ。トルコリラも …