トルコリラの為替相場が急騰しています。その理由はトルコ中銀による2回の政策金利引き上げです。従来から利下げ圧力を掛けてきた与党が黙認したことと相まって、トルコリラの為替レートが急騰しました。
ただ、この急騰は一時的なもので終わってしまうのでしょうか?
管理人の答えはNoです。今回の急騰を皮切りにトルコリラの為替レートは上昇トレンドに転換したと考えています。中長期でリラ高のトレンドがやってくると予想します。
そんな訳で、今回はトルコリラ歴11年の管理人が長期の相場予想に挑みたいと思います。
トルコ中銀2回の利上げでリラ急騰
最初に直近の値動きを復習しましょう。
トルコリラ円は11月まで例のごとく、下落トレンドを継続していました。しかし、トルコ中銀総裁の更迭で流れが急変しました。新任のウイサル総裁が利上げと金融引き締めに舵を切ったことで急上昇したのです。
以下は直近4か月のトルコリラ円日足チャートです。
ご覧の通り、トルコリラ円は一時12円台であった為替レートから13円台後半まで急回復。実に10%超の上昇となりました。為替レートの変動としてはかなり大きな値です。
リラ円の急騰はオニールのチャート分析で予想できた
では、この急上昇を事前に予想することはできたのでしょうか?
答えは「50%のYes」です。管理人は以前の記事やTwitterで予告した通り、途中からポジションを取り始めることができました。50%の自信しかありませんでしたが、利益は2倍以上なので黒字となった次第です。
特に現在のチャートの後半部分は、為替業界では有名なあるパターンを描いています。そう、オニールのディストリビューションと急転のパターンです。
「オニールの空売り練習帳」という書籍に乗っている急転パターンで、実は知っている人は知っているパターンなのです。知らない人は勉強しましょう。下記にAmazonの販売ページを貼っておきます。
年始から第1四半期にかけての値動き予想
さて、今後の値動きにフォーカスしてみましょう。ざっと2022年の第1四半期(1月~3月)の間は以下の値動きになると考えます。基本は「買い」です。トレンドをうまくフレンドにして、利益に変えていければと思います。
2020年の年末から2021年の年始まで
トルコリラ円は急騰し、そして急落する動きをすると思います。いわゆる「イッテコイ」の値動きで、背景には市場の参加者が少ない相場があります。値動きが荒いのでレートは大きく動きますが、まだ本格的なトレンドは見えてこないことでしょう。
2021年の1月下旬まで
ここまでの間に明確な上昇トレンドが見て取れるようになると思います。チャートパターンをうまく読みながら、買いのポジションを膨らませたいと思います。
2021年の2月から3月まで
2月の間に大きな下落があるかも知れません。気の早い話かも知れませんが、この時点で絶好調でも一度調整の動きに注意したいと考えます。
理由は、例年なら機関投資家の決算売りが出るためです。あくまで、ここまでのシナリオが順調であればの話ですが、記憶の片隅に入れておきましょう。
トルコリラの買いはまだ間に合う
以上の通り、今回はトルコリラの中長期トレンドを予想してみました。理由は色々ありますが、チャートパターン的にもトルコの金融政策を軸にしても、トルコリラは買いだと考えています。ここら辺は年始の記事でフォーカスしたいと思います。
さて、CMです。トルコリラを買うのに管理人がおすすめするFX会社があります。セントラル短資FXです。トルコリラの扱い実績が非常に長く、信頼のおけるFX会社です。近年ではスプレッドも狭くなり、ポジションの調整もしやすくなっています。
他にも人気のメキシコペソや南アフリカランドの扱いもありますね。2021年を新規口座でスタートさせたいのなら、非常におすすめです。
そのような訳で、2021年もトルコリラで儲けていきましょう。皆さま、良いお年を!