トルコリラのトレード戦略 PR

トルコリラの長期保有戦略【FX上級者向け】

本ブログは記事内に商品プロモーションを含む場合があります

このページでは、トルコリラの長期保有戦略について解説します。

トルコリラと言えば、スワップポイントの高さが魅力的なFX通貨です。このため金利利益を目的にして長期保有を続けられている方も少なくありません。しかし、最近でこそトルコ経済が上向きになったものの、それ以前は諸要因でリラ円の為替レートは下落の一途を辿っていました。

そのような訳で、長期保有戦略(バイアンドホールド)には相場観が必要です。戦略の優位性とメリット・デメリットを解説していきましょう

リスクはあるがハイリターンな戦略

長期保有戦略とは、その名の通りトルコリラを買い、長期間に渡って保有を続けるストラテジーです。 別名、バイアンドホールド(Buy&Hold)と呼ばれています。考え方の根底には、トルコリラが長期的に見て高騰するだろうという目論見があります。買いのタイミングや目論見を成功させるためには、トルコという国の政策金利やGDP成長率といった経済情報を元に、相場の見通しを練り上げる必要があります。

目論見があたらなければ、為替差損が発生するかもしれません。しかし、相場感が当たって思惑通りに上昇すれば、為替差益とスワップポイント利益の一挙両得を狙うことが可能です。取引戦略の中では、一番のハイリターンを狙いやすい手法であるといえます。

バイアンドホールドは攻撃的な戦略です。

一般のFX・外為取引は、主に短時間で差益を狙っていく手法がメインです。 ある意味、時間との戦いといえるかもしれません。 しかし、本戦略では、むしろ時間を味方につけます。 トルコリラのような高金利通貨の長期保有は、時間を身につけることでスワップ金利の恩恵を受けることができるのです。

特に、トルコリラの場合、年間のスワップ金利が尋常ではない金額になります。 取引業者をうまく選定すれば、毎日のスワップ金利は10,000通貨保有で一日当たり[swap]円といったところでしょうか。年間の利益は365日分で計算できます。現在のトルコ政策金利は高く設定されており、スワップポイントだけで高い利回りを狙うことができるのです。

トータルでは為替差益とスワップ差益の2重取りを見込むことができます。のんびりしているようで、実はかなり攻撃的な戦略なのです。

当然ながら、FX会社は金利の良い所を選びます。トルコリラのスワップポイントがFX会社によって開きがあるためです。安定したスワップポイントを提供しているのはセントラル短資FXでしょうか。他のFX会社も参入してきていいますが、老舗FX会社だけあってトルコリラの扱いも長く続けています。

関連記事:トルコリラのスワップポイントで選ぶFX会社

長期保有戦略の優位性

ここでは、トルコリラの長期保有に伴うメリット・デメリットを示します。

◎日々のスワップ金利によるリスク減少

一般に、金融商品を保有することで、同時に相場変動のリスクを抱え込むことになります。 金や原油のような先物商品が典型的な例で、これらの金融商品は持っているだけでは利益を出しません。 あくまで、相場の値上がりによる差益を見込む商品です。 しかし、それは同時に相場変動で損失を出すリスクを抱え込むことを意味しています。

相場変動のリスクがあるのは、トルコリラも同じです。 ただ、先物商品と異なるのは日々のスワップ金利があることです。 スワップポイントのおかげで、長期に保有するだけで利益が出ます。 結果、長期に保有すればするほど利益が溜まり、損失を出すリスクが減少していきます。

◎煩雑な売買が不要

昨今のFX・外為取引では、デイトレードが流行りです。 しかし、デイトレードを面白いと思う人がいる一方で、日々の売買は煩雑であるという考え方があります。 特に、仕事や家事で多忙な投資家が毎日相場と向き合うことは、なかなか現実的ではない所があります。

その点、トルコリラの長期保有戦略では、日々の煩雑な操作を必要としません。 必要なのは、経済動向の定期的なチェックと相場感の持ち様です。

△経済事情に対する深い知識が必要

長期保有戦略を取る場合、トルコの政策や経済事情をニュースで抑えておく必要があります。 トルコリラ円(TRY/JPY)をホールドする場合、円安動向も見逃せません。

この点、単純にチャートと睨めっこだけでは1年単位で時間を無駄にする恐れがあります。 長期保有の方針を採るなら、トルコの経済事情や日々のニュースに明るい必要があります。

単純なようでいて玄人向けの手法

「安いときに買って持ち続ける。」

バイアンドホールドは、単純なようでいて奥が深い戦略です。トルコの経済的な見通し、当地の経済事情、政策不安や治安問題、通貨ペアの強弱などなど。考慮すべき事柄は、山ほどあります。

実際問題として、長らく続くトルコリラ下落の影響で損失を出した投資家は数え切れません。買いで臨む意気込みは良いのですが、撤退する勇気も必要です。そう。損切りの重要性です。この損切りができない投資家はトルコリラの長期保有戦略に挑戦するには、まだ未熟と言えるでしょう。

こんな事情で、長期保有戦略は玄人向きの手法であるといえます。もし、トルコリラの高いスワップポイントに興味があるのなら、スワップ金利の裁定取引(異業者両建て)という戦略も選択肢として残っています。FX初級者の方にはこちらの方がおすすめです。以下に関連記事を示しますので、参考になさってください。