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トルコリラ円のスプレッド縮小傾向が強まる

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トルコリラ円の長きに渡る下落トレンドに終わりが見えた今日この頃。トルコリラのFX業界でも色々な変化が現れています。最近ではマイナー通貨のスプレッド縮小が流行りです。セントラル短資FXでも、トルコリラ円のスプレッドを2.5銭(最小)に縮小してきました。

スプレッドが縮小することは、投資家にとってそのままプラスの恩恵になります。投機的な短期取引では売買コストが縮小し、長期のスワップ運用でも買い増し・決済の抵抗感がなくなります。

そのような訳で、今回はセントラル短資FXのスペック変更についてコメントしたいと思います。

スプレッド縮小と流動性

最初にスプレッド縮小のニュースから。

セントラル短資FXがマイナー通貨2ペアのスプレッド縮小を打ち出しました。高金利通貨として人気の高い、トルコリラ/円(TRY/JPY)と南アフリカランド/円(ZAR/JPY)です。具体的なスプレッド設定は下記画像の通り。同社のHP告知(実施は2017年6月26日から)から拝借しました。

セントラル短資FXで新興国通貨ペアのスプレッド変更

本来的に、新興国通貨のスプレッド幅は広い傾向にあります。理由は流動性が低いからです。マイナー通貨と言うだけあって売買する市場参加者が少ないのでしょう。売り手と買い手の提示価格がマッチングしないと、それだけ売買オーダーの価格差=スプレッドが広がる傾向にあります。

背景として、トルコリラと南アフリカランドの流動性が高まってきた事情があるのでしょう。

関連記事:セントラル短資FXをオススメする理由について

もともと、セントラル短資FXは日本で最初にトルコリラの扱いを始めた当初から、流動性確保に一定の配慮をしてきたFX会社です。具体的にはカバー取引先の確保です。投資家から出されるオーダーに対して、そのオーダーを引き受けてくれる相手が多ければ注文が成立しやすい(=流動性が確保できる)のですね。

とまあ、FX業界の事情が背景にあるとしても、スプレッドの縮小にはリスクテイクの判断が必要ですね。もし、カバー先の機関が注文を受け付けてくれなければ、スプレッド上限を超えた分がFX会社の赤字になってしまうからです。なんだかんだ言って、セントラル短資FXさんが最数的にスプレッド縮小を決めたのは、サービス向上の企業努力を示した結果と受け止めています。

レバレッジ拡大とリスク管理

マイナー通貨のスペック変更について、気になるポイントがもう一つあります。レバレッジの変更です。セントラル短資FXでは、トルコリラ円に加えてオフショア人民元もレバレッジ25倍の上限を開放しましたね。

トルコリラはスプレッドとレバレッジ変更

これまた本来的な話ですが、レバレッジというのは投資家保護のために設けられています。あまりに高いレバレッジを許可すると、リーマンショック的な事件で破産という事故が発生します。まあ、管理人みたいにフルレバで振り回す輩もいますしね(反省はしている。後悔はしていない)。

まあ、レバレッジはトレーダー各位の責任で管理すべきなのですが、レバレッジ25倍になると色々と便利なことができるようになりますね。例えば以下のような自分ルールが可能になります。

  • イベント時の円買いヘッジが可能になる(日本円はリスク感応度が非常に高い)
  • 短期取引と長期保有を一つの口座で(1/3は長期ポジション、残り2/3で短期売買とか)
  • やっぱりフルレバ(※だからやめなさい)

※投資は飽くまで余裕資金でやりましょう。投資に全力投球すると、マジで家族のヒンシュクを買います。意外にも「日本人はリスク取り過ぎな民族である」ことは頭に入れておいて良いと思います。念のため言っておくと、管理人自身は現金資産(=定期預金)の比率が非常に高い人間です。

トルコリラ円のトレンドは

そうは言っても、トルコリラ円。ここに来てトレンドの転換が見えていますね。以下はトルコリラ円の週足チャート。長期の移動平均線を陽線ホールドして、下落トレンドの終了を示唆しています。

トルコリラ円は移動平均線で下落トレンド終了

チャートはセントラル短資FXのProgressiveChartから。

実を言うと、移動平均線を使ったチャート読みでは一度振り落とされてしまったんですが、その後に一目均衡表を使った買いのタイミングで拾うことができましたね。興味のある方は、先月の記事もご覧あれ。

参考:トルコリラ円が一目均衡表で転換合図

トルコリラ戦争の行く末は

これは書くかどうか迷ったんですが、最後に直近のトルコリラ戦争について。

最近、トルコリラ扱い各社がスワップポイントの金額でしのぎを削っていますね。主に新規参入したFX会社が顕著にスワップポイントを上げています。なんか、去年の今頃もやっていた気がします。読者の方には当時の事情をご存知の方もいるはず。知っての通り、秋ごろに沈静化したと思います。

本質的にスワップポイントの金額は、根っこのところでトルコの政策金利次第で決まります。あとは日本円のレート次第でしょうか。多分、各社で相当な赤字だと思いますよ。なので、多分今年も秋ごろに終息すると思います。

参考:スワップポイントが上がる理由・下がる理由

まあ、長期保有を目指すならスワップポイントは安定感が第一ですか。後はトルコリラを長く扱ってくれること。欲を言えば、マイナー通貨の豊富さですかね。日本の外交関係からして、人民元とか興味のある方もいるんじゃないでしょうか?

トルコリラはスプレッドとレバレッジ変更

という訳で、長期保有の芽が出てきたトルコリラ。管理人みたいな忙しいサラリーマンや主婦の方でもしっかりトレードできますよ。興味のある方は是非。

関連記事:セントラル短資FXをオススメする理由について

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