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セントラル短資FXのみらいチャートを考察した

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FXのチャートパターン予想ツールの読み方を解説していきたいと思います。セントラル短資FXの形状予測ツール「みらいチャート」を使用します。

一部のFX会社では、将来の為替レートを予測するツールを提供しています。トルコリラの場合は、セントラル短資FXが提供する「みらいチャート」が唯一の予測ツールです。仕組みとしては、過去のチャートパターンから類似する形状を探し出し、近い将来の為替レートに当てはめるというアルゴリズムが組まれているようです。

今回は、この未来チャートを例に、チャート形状予測ツールの妥当性と適切な使い方を解説していきたいと思います。

みらいチャートの概要

はじめにみらいチャートの画面を使って、概要を説明していきましょう。以下は、2015年11月現在、みらいチャートが指し示す為替レートの将来予想です。

みらいチャートの画面概要みらいチャートの画面概要
  1. 投資判断:現在は「買い」の判断です。この表記にはあまり重要性はありません。
  2. シナリオ×3:現在から2週間程度先までの想定シナリオが提示されます。各シナリオの内容を検討することが使い方のキモになります。
  3. 過去のチャートパターン:予想の根拠とした過去のチャートパターンが併記されます。
  4. 時間軸:日足をはじめ、5分足から週足までの時間軸をフォローしています。後述しますが、トルコリラは日足で使います。

将来の形状予測のアルゴリズムには、過去のチャートパターンと照らし合わせる手法を利用しているようです。各シナリオには、形状の一致率(99.0%)の表記とともに、根拠となる過去のパターンが示されています。

将来の予想といっても、何もないところから予想が立てられる訳ではありません。全てのテクニカル分析は、過去の値動きを元にして解析されます。裏を返せば、チャートパターン予想ツールというのは、歴としたテクニカル分析のひとつであるといって良いでしょう。相応の根拠がある分析手法と考えます。

3つのシナリオと解説

みらいチャートをはじめとしたチャート予測ツールは、複数のシナリオを提示するケースが一般的です。おそらく・・・ではありますが、この3つのシナリオは以下のパターンで決まっているものだろうと考えます。

  • トレンドフォロー
  • もみ合い入り
  • トレンドブレイク

パターンが決まっているのであれば、各シナリオの確度は1/3ずつ割り振られて振られている訳ではないでしょう。重要なのは、各シナリオの何を見るかという点です。以下には、現在示されているシナリオを例に、シナリオ分析で重要視すべきポイントを解説していきます。

基本のトレンドフォロー

チャート分析の基本は、トレンドが継続するという視点で見ることです。今回示されているシナリオ1は、トレンドフォローのシナリオ分析です。

トレンドフォローのシナリオトレンドフォローのシナリオ

一応は上値が指し示されていますが、このケースでは更に上も想定されます。実際問題、トルコリラというはひとつのトレンドが長く続く傾向の通貨です。

トレンドフォローのシナリオで見るべきポイントは、通貨レートの上昇度合いです。現在のトレンドが継続すれば、2週間後にはこれくらいのレートになる=逆説的には、2週間後に推定レートに到達していればトレンドが継続している。シナリオ1で見るべきは、トレンドの継続の有無です。

ポイント:トレンドフォローのシナリオでは、通貨レートの上昇度合いを見る。想定通りの上昇度合いで推移している限り、トレンドは継続していると判断できる。

もみ合いと壁

実は一番大切なのが、この停滞パターンをよく考察することです。シナリオ2は、壁にぶつかってトレンドが停滞する=もみ合いレンジ入りの予想パターンです。

壁にぶつかり揉み合い入りのシナリオ壁にぶつかり揉み合い入りのシナリオ

チャート形状予測ツールを使う最大のメリットは、「壁」の位置を分かりやすく教えてくれることです。今回のケースでは、44円辺りにひとつの節目があることを教えてくれています。考察する際に重視すべきポイントが、この「壁」の為替レートです。

既にポジションを持っていたならば、壁に近づいた時点で決済もしくはホールドの判断をする時期だと分かります。新規のエントリーなら、壁を抜けたところです。少なくとも「壁の手前でエントリー→トレンドが反転して痛い目に遭う」という事態は避けられます。

ポイント:もみ合い入りの想定シナリオでは、チャートが折り返す想定レートを見る。ポジション調整を検討するタイミングを測る。

余談ですが、今回示されているシナリオの壁の位置は、おそらく過去にもみ合いがあったレートを根拠に定められているようです。チャートの枠に入り切りませんでしたが、トルコリラは直近で45円付近でもみ合った事実があります。この見方は一般のチャート分析でも行う手法なので、相応に根拠のある数字であると思います。

トレンドブレイク

最後のシナリオ3は、トレンドラインを割り込むケースです。これは意外と簡単です。不測の事態で急落するパターンを示しています。

トレンドブレイクのシナリオトレンドブレイクのシナリオ

チャート上では上昇トレンドの最中であっても、現実問題では何が起こるのか分かりません。テロや事件、重要人物の発言など、FXにはサプライズが付き物です。

ただ、このトレンドブレイクのチャートパターン。配慮すべきではありますが、本命にする必要はありません。サプライズが起きたら対処すればよい訳で、頭の片隅に置いておけばよいという類のシナリオです。

トルコリラは日足で使う

最後に重要な時間軸の設定の仕方について。個人的には、日足チャートでの分析が適切な使い方だと思います。デイトレに使うには欧州勢の需給要因などの外乱が多すぎますし、週足チャートではあまりテクニカルが重用視されません。ほどよい時間単位としては、日足チャートで考察するのが一番でしょう。

使い方は、ここまで述べてきた通りです。「壁」を超えたらポジションを増やしてもよし。トレンドの転換を予想して押し目を待ってもよし。いずれの場合も、みらいチャートが視覚的なシナリオでチャート分析を補完してくれます。

2015年現在、管理人の知るトルコリラのチャート予想ツールは、セントラル短資FXの「みらいチャート」だけです。セントラル短資FXのログインIDさえ持っていれば、無料で利用できます。これを機会に取引口座を開いてみてはいかがでしょうか。当然、トルコリラ扱いFX会社としても優秀です。

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