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新興国通貨に下落の危機再来か~管理人はこう見る

7月相場でトルコリラ下落か

今回は新興国通貨を中心に2020年7月の為替相場を見通してみようと思います。テーマはずばり「下落」です。

6月のチャートを見返してみると、この時期にも関わらず新興国通貨は為替レートがほとんど動かなかったことに気づかされます。本来であれば、6月はバランスシート拡大の時期です。売りにしろ、買いにしろ、リスク資産のチャートは大きく動くはずの時期でした。

原因はずばりコロナ騒動の影響でしょう。ただ、それゆえに今後の動きが危ぶまれます。そのような訳で、管理人なりの今後の見通しを語っていきたいと思います。

6月に為替レートが動かない異常

最初にトルコリラの値動きを振り返ってみましょう。以下は2020年6月現在のトルコリラ円日足チャートです。見ての通り、直近では大きな値動きがないことが分かります。

トルコリラの6月相場は小休止

しかし、これはちょっとした異常事態です。というのも、6月のこの時期は売買が活性化し、為替レートはよく動く傾向があるためです。

ニュースを見てみると、確かに株価はよく動いているようです。特に日経平均と米国株はよく買われています。しかし、トルコリラを始めとして、新興国通貨はメキシコペソや南アフリカランドにも大きな値動きは見当たりません。

新興国通貨に需要がなくなっている

為替レートが動かない原因は、言わずもがなのコロナ騒動でしょう。ただ、もう少し深堀りして考えると深刻な事態が浮き彫りになってきます。ずばり、新興国通貨の需要がなくなっているのです。

冒頭に書きましたが、6月の時期と言うのは為替の売買が活性化する時期です。5月の決算で現金化の動きがあり、その後の6月で再び買い戻す動きがあるためです。その性質から、バランスシート拡大の時期と言われています。

そんな時期に新興国通貨が買われないということは、需要がないことが原因なのでしょう。コロナ騒動でグローバルビジネスは難しくなりました。アフターコロナの渦中にあって、トルコやメキシコで新規のビジネスや工場を立ち上げようなんて発想があろうはずもありません。必然、外貨の需要も減少し、売買が沈静化しているのだと考えます。

7月に下落再開か?そのシナリオは?

現在はまだ、値動きが沈静化しているだけで済んでいます。ただ、上記の仮説が真実となれば、その後の値動きは明白です。

ずばり、管理人は7月下落説を唱えたいと思います。

新興国通貨下落のシナリオはいくつも思い浮かびます。ざっと挙げるだけでも、既に以下の要素がニュースで流れ始めています。

  • コロナウィルス第2波の危機
  • アフターコロナの成長停滞懸念
  • 新興国の外貨準備高不足(例えば、このニュース
  • 先進国への資金回帰(例えば、このニュース

タイミングとしては、これから始まる7月でしょう。為替レートが値動きを止めた6月の間に、相場に十分なパワーが貯まっています。得てして、こうした動きが止まった後ほど相場は大きく動く傾向にあるのです。

売りでも重視したいFX会社のスプレッド

以上の通り、今回は新興国通貨の7月下落予想をしてみました。前回の記事でも書きましたが、管理人は6月の段階から売り目線です。今月も変わらず、売り継続で臨もうと思います。

売りトレードのポイントとして、短期間でさっとトレードをクローズすることが挙げられます。売りのトレンドは短期間で収束しやすく、またリバウンドの値動きが怖いことも理由です。エントリーよりもクローズに気を遣う。これが、管理人が売りトレードで重要視しているポイントです。

短期のトレードですから、FX会社もスプレッドが狭い所を選びます。ずばり新興国通貨に関してはセントラル短資FXがスプレッドが狭くて使いやすいです。トルコリラ円以外にも、メキシコペソ円と南アフリカランド円の扱いがあります。

従来であれば、新興国通貨のFX口座は買いポジションのスワップポイントが重要視されるポイントでした。しかし、アフターコロナの下落トレンドでは勝手が違います。狭いスプレッドの口座で短期トレードで抜く。これがメインのスタイルになると考えます。

※本記事は管理人個人の主観的なアイデアに基づき書かれた内容です。現在および将来にわたる事実を保証するものではありません。

※FXは自己責任です。本記事はいかなる売買も読者の方に強要するものではありません。売買に当たっては読者の方の責任にて最終判断を行ってください。

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