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トルコリラの為替投資戦略

金利上昇で新興国投資をするファンドの事情

金利上昇で新興国に投資するファンドの事情

今回のブログでは、先日の記事で書いた「米利上げ=トルコリラ買い」の主張を噛み砕いて解説していきたいと思います。 主に、利上げが行われるとリスクを取らざるを得ない投資機関の事情を背景に、リスク選好のメカニズムを追っていきます。

記事の内容は以下の通りです。

  1. 米政策金利の利上げでトルコリラが買われる!?
  2. 景気低迷期にヘッジファンドが選ぶ投資先
  3. 金融緩和開始後のリスク選好
  4. 利上げによるリスク選好
  5. まとめ

米政策金利の利上げでトルコリラが買われる!?

先日の記事で、筆者は「アメリカの金利が上がるとトルコリラが買われる」との予想をしてみました。 この件に関して、読者の方や外部サイトの方から反響を頂きました。 そこで今回は、ヘッジファンドの投資先の選び方を軸に、金利(FFレート)と新興国通貨買いのメカニズムを噛み砕いて説明したいと思います。

※注意:今回の解説は、筆者の「個人的」な「予想」です。 異論・反論あるかもしれません。 実際の投資に当たっては、個々人の判断の上で行われるようお願いします。

まず、米国の金融資金の投資先はリスクの高低に基づいて、主に3つの分類をすることができます。 ①債権、②株式、③新興国市場です。

投資機関と投資先の分類

投資機関と投資先の分類

この中で、トルコリラは最もリスクの高い③新興国市場に当たります。 高リスク・高リターンの投資先です。 このような高リスクな市場に手を出すのは、新興国需要を見込む実需筋がメインです。 海千山千のヘッジファンドでも新興国市場は手は出しづらく、ゴールドマンサックスのような目先の鼻が利くファンドでない限りは、なかなか投資しようとしません。 多くのファンドは、株式や債券で無難な運用を行います。

しかし、無難なヘッジファンドでもリスクを取らざるを得ない事情が出てきます。 銀行の貸し出し金利の利上げです。 この貸し出し金利は、大元が米政策金利(FFレート)で決まります。 つまり、「政策金利の利上げ=銀行貸し出し金利の利上げ」です。

利上げが行われるとヘッジファンドがリスク選好の傾向を強めます。そのメカニズムは、筆者の考える限り以下の通りです。

  1. 景気が良くなると連邦銀行は利上げする。
  2. 利上げが行われる理由は、市場の過熱感を押さえるため。
  3. 銀行やヘッジファンドは、借り入れで資金を調達している。
  4. 利上げが行われるとファンドの借り入れの利子も上がる。負担が増える。
  5. 負担を賄うため、投資機関はリスクを取って利益を上げざるを得ない。

以下では、ここまでの米金融緩和政策のプロセスを振り返りながら、投資機関が選ぶ投資先の種類について解説していきたいと思います。

景気低迷期にヘッジファンドが選ぶ投資先

金融緩和政策が行われる前に、アメリカは不景気の真っ只中でした。 2008年に起きたリーマンショックの影響です。

リーマンショック後の市場の関心は、「いかに被害を抑えるか?」という点です。 株価は下がり、海外の投資先も危ぶまれる中、リスク回避の傾向が続きました。

そのような状況で、投資機関が選ぶ投資先は債権です。 債権は低利回りではありますが、アメリカが破綻しない限りは価値が持続する比較的安全な資産です。 中国を始めとした他国がアメリカ国債の買い入れを続けたこともあり、金と並んで投資資金の避難先として選好されました。

景気が悪いときの投資先

景気が悪いときの投資先

一方で、リスク回避の姿勢が強まる中で、トルコのような新興国からは大きく資金が引き上げられました。 結果、トルコリラは大幅下落。 リーマンショック後から現在まで、トルコリラは低水準で推移を続けています。 この当たりの事情は、トルコの政策金利の推移と為替レートの相関の記事に書いた通りです。

金融緩和開始後のリスク選好

リーマンショック後の景気低迷を打開すべく、米連邦準備銀行(FRB)は金融緩和政策を取ります。 この金融緩和政策が功を奏して、米国の景気は徐々に回復してきました。

景気が良くなると、ヘッジファンドは再びリスクを取り始めます。 直近でも、このリスク選好の傾向が強まっています。 2013年頃から現在まで続いています。

景気が良いときの投資先

景気が良いときの投資先

リスク選好の動きに伴い、投資資金の向かった先は株式です。 債権や金に逃避していた資金が、リスク資産の株式に再び投資されるようになってきました。 米国株式指数のNASDAQが高値更新を繰り返したニュースは、まだ記憶に新しいところかも知れません。

しかしながら、トルコリラのような新興国通貨はまだ買われていません。 むしろ、金融緩和縮小が予想される中、投資資金は引き上げられてリラ安が続きました。 この当たりの事情は、米量的金融緩和とトルコリラ安の関係に書いた通りです。

利上げによるリスク選好

ここまでは、景気低迷時と景気が上向き始めた時期の考え方を書きました。 金融緩和策の黎明期と過渡期が該当します。 まだ新興国通貨は買われていません。 しかし、これから金融緩和の出口戦略である利上げが予想され始めると、事情はガラッと変わってくると筆者は考えます。 以下には、利上げが行われた場合のヘッジファンド動向について触れたいと思います。

2014年4月現在、米金融緩和政策縮小の将来像として、政策金利の利上げ予想が市場ニュースで取り沙汰されています。 ここで言う政策金利とは、米連邦準備銀行(FRB)が定める貸し出し金利(FFレート)のことであり、FOMCの会合で決定されます。 このFOMC議事録3月分が、つい先日公表されました。 同時に、イエレン議長が6ヵ月後の利上げ開始を示唆したことから市場に波紋を呼んでいます。 これを受けて、2015年の初頭から利上げが始まると予想するアナリストが増えました。

さて、ヘッジファンドの投資先に話を戻しましょう。 FFレートの利上げが始まると、投資機関は投資先を考え直す必要が出てきます。 銀行から貸付を受けているヘッジファンドは負担が大きくなるからです。 銀行から貸付を受けているファンドは、利上げに伴い利子を多めに支払う必要が生じます。

利上げと投資先の変更

利上げと投資先の変更

利子の負担が増えると、ヘッジファンドは利益を伸ばさねばなりません。 しかし、従来の債権や株式だけでは利益を伸ばすことを見込めません。 必然、リスクを取り、ハイリターンを狙う必要が生じます。 すると、トルコやブラジルのようなハイリターンの新興国市場が注目されてくる訳です。

同時に、景気の上昇もリスクオンに拍車をかけます。 逆説的な言い方になりますが、FRBも景気が良くならなければ利上げをすることはできません。 利上げを開始する頃には十二分に景気は良くなっていることでしょう。 景気が良くなれば、市場のリスク選好を促す要因として働くはずです。 結果、リスクテイクのムードが高まり、ハイリターンを求めた資金が新興国市場に投資されると考えます。

まとめ

以上が筆者の考える米政策金利の利上げと新興国投資選好の理由です。

「利上げは引き締め策だから、リスク回避になるはずだ」という反論もあるかも知れません。 しかし、それは適いません。 繰り返しになりますが、投資機関にとっては「利上げ=コスト増」です。 コストが増えた分は、利益を増やして賄う必要があります。 金融引き締め策として利上げが行われるケースは、発展途上の新興国が行う場合で、古い経済の知識です。

ちなみに過去の例を見ると、直近では2002年ごろのITバブルが同様の局面に該当します。 利上げ実施にも関わらず、投資機関が金融工学を駆使して大きなリスクを取りました。 トルコ経済も例外でなく、この頃に外国投資の金額がピークを迎えています。 ITバブルで余った資金が、多方面のリスク資産に向かったのです。 (もっとも、投資資金のうち、住宅ローンに組み込まれた過度なリスク資産が後のサブプライム問題の発端になる訳ですが。)

後のバブル崩壊はさておき、過去の事例から見ても、リスクオンの市場では新興国通貨が買われます。 そして、利上げが噂され始めた今がリスクオンの黎明期だと考えます。 このような見通しの元、トルコ投資を始める格好の機会だと踏んでいる訳です。 トルコリラの為替投資戦略サイトとしては、リラ買いを推奨する次第です。

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