トルコリラのFX戦略をご紹介します。

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トルコリラの為替投資戦略

政策金利据え置きとスワップポイントの動向

政策金利据え置きとスワップポイントの動向

今回は、トルコ中銀の政策金利発表のニュースに絡めて、FX証券会社のスワップポイント設定隠れルールについても、詳細を解説していきたいと思います。

昨日4月26日にトルコ中銀が主要政策金利(翌日物貸出金利)を据え置きとの発表を行いました。 同時に、今後も政策金利を維持していくとのスタンスを公表。 インフレ対策を持続していく考えを明らかにしました。

一方で、一部のトルコリラ扱い業者のスワップポイントが低下するという状況が生じています。 この状況をサクソバンクFXのデータを利用して、実態を解析してみました。 スワップポイントが安定しないとの噂にも、考察を加えています。

  1. トルコ中銀は翌日物貸出金利据え置き
  2. 指標発表後のトルコリラの動向
  3. FX証券会社のスワップポイント動向
  4. 政策金利と相場の動向

トルコ中銀は翌日物貸出金利据え置き

トルコ中央銀行が、4/24に主要政策金利を発表しました。 結果は、主要政策金利を全て据え置き。 詳細は以下の通りです。

  • 翌日物貸出金利 12%(据え置き)
  • 1週間物レポート 10%(据え置き)
  • 翌日物借入金利 8%(据え置き)

この中で、翌日物貸出金利がいわゆる「政策金利」と呼ばれるものです。

翌日物貸出金利

銀行同士が無担保で資金の貸借を行う際に採用する金利レートです。

各国の中央銀行は、金融政策で金利をコントロールする場合に、この翌日物貸出金利をターゲットにします。 短期金利の代表格です。

トルコはインフレ対策として、今年の初めに緊急会合を開いて至上最高レートの政策金利を採用しました。 今回の発表で、12%の政策金利を維持すると表明した訳です。

今回の発表で明確になったことは、トルコ中銀が政権の圧力に屈さず、リラ安対策を持続する姿勢です。 トルコの政策金利を巡っては、以前から与党のエルドアン政権とトルコ中銀が対立していました。 国内経済の負担を懸念する政権とインフレ対策を採りたい中銀で、経済政策の方針が食い違っているのです。 この点、トルコ中銀は金利の発表と共に、今後も経済引き締めのスタンスを維持する方針を表明しました。

指標発表後のトルコリラの動向

政策金利の発表を受けて、その後にトルコリラが対ドル、対ユーロ共に買われる動きがありました。

usdtry政策金利発表後の値動き

トルコリラ対ドル-政策金利発表後の値動き

eurtry政策金利発表後の値動き

トルコリラ対ユーロ-政策金利発表後の値動き

もっとも、金利は据え置きなので積極的な買いとは言い難い状況ではあります。 買いの動きは、政策金利発表前にポジション調整を行っていた短期筋の買い戻しであると推測します。 テクニカル分析でも、ガンマチャートの長期線の束(赤いライン)がサポートになっていることから推し量ることができます(ガンマチャートの性質についてはこちら)。

トルコ中銀は、たびたびサプライズな内容を発表をするため、アナリスト泣かせの中銀として知られています。主要政策金利の発表前には、短期筋のポジション調整が進みます。 今回、指標発表を無事クリアしたので、ここから再びリラ買いの方向感が出そうな感じではあります。 その場合、対ドルでは直近高値のUSD/TRY=2.1が目先の目標価格になります。

FX証券会社のスワップポイント動向

少し相場の方向感から外れた話になりますが、我々個人投資家にとっては重要な変化が生じています。 FX証券会社各社のスワップポイントの変更です。

トルコの主要政策金利は据え置きですが、スワップポイントの方は据え置きとはいかないかも知れません。 というのも、一部の証券会社でスワップポイントが低下する状況が徐々に現れているからです。

今回、手っ取り早いデータとして、サクソバンクFXのスワップポイントを利用して分析を行ってみました。 サクソバンクFXは、スワップポイントの日々の金額を公表しています。 以下のグラフは、公表されているデータを使って、スワップポイントの推移(USD/TRY)を示したものです。

USDTRYのスワップポイント推移

USDTRYのスワップポイント推移

青い折れ線がスワップポイントの日々の推移で、ピンク色のエリアが週の平均を算出したものです。注目すべきは、スワップポイントの週平均が徐々に落ち込んでいる点です。 USD/TRYでは微々たる落差ですが、EUR/TRYでは顕著に現れています。

EURTRYのスワップポイント推移

EURTRYのスワップポイント推移

スワップポイントが低下している原因は、トルコリラの買いポジションが増えたためでしょう。 一部の証券会社では、買いポジションと売りポジションの間でバランスが取れるように、各通貨ペアのスワップポイントを設定します。 このため、買いポジションが膨らめばマスを分け合う分母が増え、単位通貨当たりの受け取りスワップは減少します。 相対取引をメインとFXならではの隠れルールで、海外業者によく見られる状況です。

なお、「サクソバンクFXはスワップポイントが安定しない」という声を聞きますが、グラフを見る限りそうでもないようです。 週平均をグラフにしてみると、なだらかな減少に留まっていることが分かります。 おそらくスワップポイントの算出日の関係で乱高下するように思えるのでしょう。 スワップポイントは、市場の休場に合わせて発生しない日があったり、3営業日分が算定される日があったりします。

スワップポイントの算出ルールという点でも例外的な証券会社はOANDA Japanです。セカンドカウント制という時間単位でのスワップポイント算出ルールを設けています。 時々刻々と安定してスワップポイントが加算されます。 詳細は証券会社の紹介ページをご覧下さい。

政策金利と相場の動向

トルコ中銀のスタンス表明の通り、しばらくは高い政策金利が維持されそうです。 ただし、現在の12%のレートが維持される訳ではなく、今後さらなる利上げ見通しも一部のアナリストからは聞かれます(記事「ゴールドマンサックスのトルコリラ下落予想」にニュースを紹介しています)。

トルコの政策金利の推移と為替レートの相関の記事に書いた通り、基本的には政策金利とトルコリラの価格には比例関係があります。 ただ、現在は過渡期で、経済政策の効果が出る前に一旦の下落局面があるかもしれません。 現在はまだ、単純に金利と為替レートの関係を語るのは難しいと思います。

相場の動向としては、直近では短期筋主導の細かな動きが続きそうな局面です。 その後に、首相選挙や経済動向などの材料が出揃い、方向感が決まる見通しを持っています。

筆者のスタンスとしては、短期的なリラ買いをスイングトレードで細かく取っていく手法を現在は採用しています。 「現在の押し目で買い、次はUSD/TRY=2.1辺りのレジスタンスで利益確定」というシナリオが無難でしょうか。 逆に、このレジスタンスを抜けないと再び下落を始めるという見通しを個人的に持っています。 スイングトレードで相場に片足を入れながら、ここぞの場面を待ち望んでいきたいと思います。

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