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トルコリラの為替投資戦略

インフレ率から読み解く政策金利と為替レート

トルコ中銀は追随利上げか

今回は新興国通貨トレードの重要指標のひとつ。「インフレ率」について解説したいと思います。経済指標の読み方として、CPI(物価指数)の解釈を交えます。

トルコと言えば、かつてハイパーインフレで経済が破綻した国です。それ故、現在でもインフレ率は経済の健全性を示す最大材料であり、同時に中央銀行の最大の懸念事項です。インフレが進めば、中銀は経済の健全性を保つべく利上げにより貨幣価値を高めるという施策を行います。結果、スワップレート(利回り)の向上により、投機筋のキャリートレードが引き付けられてリラ高となるメカニズムが発生します。

ここでは、インフレ率の読み方から利上げ観測、さらに利率と為替レートの相関性について解説したいと思います。

  1. インフレ率の経済指標CPI(物価指数)
  2. 利上げ観測と中銀発表
  3. 政策金利とキャリートレード
  4. 利上げのニュースとFXの売買判断

インフレ率の経済指標CPI(物価指数)

最初に経済指標の読み方として、CPIという数値を解説しましょう。

CPIとインフレ率の概要

CPIとは消費者物価指数(Consumer Price Index)の略です。各国の消費者が実際に身の回りの商品を購入する物価の目安を示します。家計から購入される主要品目の小売り価格から算出され、物価の割安感・割高感を計る指標とされています。主要品目の選び方を絞った「コアCPI」という指標もあります。

新興国投資でCPIが重要視されるのは、インフレ率を割り出す指標であるためです。CPI(=消費者物価指数)の上昇率はインフレ率の上昇であるためです。下式で計算されます。

インフレ率=((今回CPI)ー(前回CPI))/(前回CPI)×100(%)

CPIの指標発表で前回より高い数字が出れば、インフレが進んでいることを意味します。トルコのようなインフレ懸念のある新興国の場合、このCPIという指標が高ければマズイ訳ですね。トルコの場合、GDPや雇用統計と同じタイミングで発表されます。

利上げ観測と中銀発表

なぜ、はじめにCPIやインフレ率の解説をしたかというと、これらの指標が利上げを連想させる指標であるためです。平常時であれば、インフレ率の上昇に伴って、中銀は通貨防衛のための引き締め策を敢行します。政策金利の利上げです。トルコの場合「翌日ものレポレート」の金利が政策金利に指定されています。

実際問題、トルコもご多分に漏れず、利上げのシナリオを匂わす動きがありました。時系列で見ていきましょう。

  • 2015年10月5日:トルコCPI発表→7.95%(前年度7.14%=インフレ率高い)
  • 2015年10月後半:市場の利上げ観測(利上げが噂される)
  • 2015年11月21日:トルコ中銀政策発表→バシュチュ総裁利上げ発言

ここから実際の利上げまでは期間が空きますが、為替市場は徐々に利上げを織り込んだ反応をとることでしょう。為替市場というのは将来の値動きを先取りして動く性質があるためです。2015年12月16日の現在では、まだ実施されていません。事実としての利上げ実施は、おそらく次回12月22日の政策金利発表のタイミングでしょうか。

政策金利とキャリートレード

ここまでは、利上げと利率ばかりを語ってきました。実際の為替の値動きで考えてみましょう。

過去に調査した際の結果から、管理人はトルコリラは政策金利に連動して上下する性質のある通貨であると考えています。以下のチャートは、政策金利の推移と為替レートの相関を示しています。

トルコの政策金利2度の引き上げ

トルコの政策金利2度の引き上げ

過去記事:トルコの政策金利の推移と為替レートの相関

相関関係を因果関係にするための背景を探ると、どうやらヘッジファンドのキャリートレードがあるらしいという推測に辿り着きます。キャリートレードというのは、要はスワップポイント+差益の両取りを狙うトレード手法で、高リスクを好む投機筋によって運用されます。金利が上がればキャリートレードの旨味が増し、投機筋の資金が集まって通貨レートが上がるという仕組みですね。

参考記事:金利上昇で新興国投資をするファンドの事情

余談ですが、通貨暴落時のヘッジファンドは空売りしているとの誤解が一般にあるようです。しかし、ヘッジファンドの多くは買いでしか市場に参加することを許されていません。暴落時には、彼らは単に手持ちの建て玉を手放しているだけです。彼らも彼らで、リラ高を望む参加者の一人であることは頭に入れておいてよいと思います。

利上げのニュースとFXの売買判断

最後に、利上げ前後のニュースの読み方について解説しましょう。前述した通り、市場の利上げ観測が高まると通貨レートは利上げを織り込んだ値動きで反応します。トルコリラの場合、基本的にはレートが上昇する傾向があるようです。

問題となるのは、利上げが空振りに終わった場合です。利上げ期待が高まった所で利上げの話題がスルーされると、市場は肩透かしを食らいます。この場合は、通貨レートが急落します。トルコリラの場合、政策金利に政治の問題が絡むので大方のアナリスト予想がはずれる場合も多々あります。中銀の政策金利発表前はポジションを持たない方が無難です。

逆に、市場の思惑通りに利上げが実施されれば、徐々にキャリートレードの資金が集まり始めるようです。トルコの場合、前述した通り「翌日物レポレート」という金利を中銀が操作します。指標カレンダーではキーワードを探しましょう。キーワードがニュースで語られ始めると、通貨レートの上昇が始まります。過去の傾向では、利上げ発表の後に遅れて通貨レートが上昇し始める傾向が多いようです。

トルコリラの場合、市場の利上げ観測が高まった局面では、以下のような売買判断にまとめることができると考えます。管理人個人の経験則に基づきます。

  1. 中銀の利上げ示唆や市場の利上げ期待で買い
  2. 中銀発表前にポジション調整
  3. 中銀の利上げ発表後に安値で買い

トルコリラは、とかくネガティブサプライズが多い通貨です。市場の見方が利上げに偏ったからと言って、過度な期待は禁物です。利上げ後の投機資金が集まる段階で市場の動きに乗っかるという後出しのアクションが堅実な運用手法のセオリーであると考えます。

※本記事は、管理人個人の主張を反映したものであって、過去・将来に渡る事実を約束するものではありません。FXは自己責任です。売買の判断は、自己の判断の元で行って下さい。

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